着物溺愛会の当番日記

ブログトップ

カテゴリ:半衿( 1 )

衿を正す

着物のパーツやしぐさにまつわることわざは多い。
”帯に短し たすきに長し”や”袖の下”など、とっくの昔に着物が
常着ではなくなっている現在でも普通に使われている言葉だ。 
特に永田町界隈では頻繁に(笑) しかし、
表題の”衿を正す”だけは、意図的に死語にされているような気もする。

それはさておき”衿を正す”と言うのは、姿勢や服装をきちんと直し
気持ちを引き締めて物事に取り掛かるという態度を示すことであるのだが、
つまりは衿元を整える事で「全体の着姿がさらに美しく見える」と
解釈する事ができる。
b0110153_9235996.jpg
着物を着始めた頃は襦袢に付けられていた白衿に何の疑いも躊躇いもなく、 
そうゆうものだと納得し、いそいそと出かけていたものだが
身につけることだけに必死だった時期を過ぎて、共に着物を楽しむ仲間ができ 
周囲の着姿に刺激されたり、細かなところに目をくばる余裕ができてくると
とたんに白いだけの衿が、ひどくつまらないものに見えてしまう時がくる。
好みの動植物はもちろんのこと、季節限定の図柄や鑑賞する歌舞伎の演目や
長着と帯に絡めての物語性なども追求してみたくなる。

東京の着物仲間である源九郎さん のところで紹介されていた一坪ショップ凛
とても魅力的な色・柄に加えて手刺繍と言うのが、またたまらなくそそる。

「日ごろの浪費癖を反省し”衿を正す”ことを誓う」と唱えながら
正すための衿をせっせと買う?
本末転倒の屁理屈もいいところだが、それもまた楽しい。
(小物好き/富貴の牡丹

[PR]
by kirakushu | 2006-07-26 10:05 | 半衿